2018年12月29日
折板カーポートなどの積雪に関して(雪降ろし)

今年は例年よりも遅かったですが、雪が降り積もるシーズンに突入してしまいました。

今現在山形市内ではおよそ40cm弱の積雪となっているようです。

屋根が透明なアクリルやポリカーボネート製の一般型カーポートと呼ばれている製品は積雪限度を超えている商品が多いので雪降ろしをしなければいけません。

折板屋根材を使用している積雪型のカーポートはまだまだ余裕があるので大丈夫です。

ただし、このまま降り続けるようだと安心してはいられません。

積雪型のカーポートとはいえ無敵ではないからです。

積雪1mや1.5m仕様という数値の根拠はあくまで「降り始めの水分をあまり含んでいない新雪」の場合でのものですので、比重0.3の雪質でという想定で計算されております。

融けて重くなった雪の上に新たに軽い雪が降り積もった場合は目視で60cmだったとしても許容範囲を超えている可能性はありますので十分お気を付けて使用してくださいますようお願い致します。

一番危険な現場の条件として挙げられるのは「敷地の北側にカーポートを設置し、尚且つ日中でも殆んど日が当たらない」というような所です。

屋根の上の雪が凍ってしまい比重でいうと0.8~0.9のような非常に重量のある雪になってしまえば、厳密に言えば40cmの厚みでも十分に積雪1mの許容範囲を超えている事になるからです。

山形は積雪地域です。 建物の積雪限度は折板カーポートよりももちろん高く設定されております。 それでも建物の屋根の雪降ろしをする家がある訳ですからカーポートは尚更雪降ろしを密にしなければいけません。

ですが・・・メーカーでは雪降ろしの為に屋根の上に登る事は禁じられております。 

雪降ろしの際に屋根に上がって作業をした方が簡単ではあるのですが、完全に自己責任になりますのでなるべく上がらないで雪降ろし作業するようにして下さい。

屋根材の折板は大変滑りやすいので毎日折板カーポートを組み立てているプロでも危険だからです。

雪は邪魔者ですが山形県に住む以上避けては通れない問題ですので、しんどいですが放置せずに最低限のお付き合いはするようにしましょう。

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