山形県下にはいったいいくつのエクステリア材を取り扱っている販売店があるのでしょうか?
大小さまざまあると思いますが、当社の様な個人の販売店・各ホームセンター・各金物屋さん・各ハウスビルダーなどが考えられます。
その中で各企業により考え方は異なりますが、耐雪強度に関してどう考えているのでしょうか。
山形県は地域により積雪量はもちろん異なりますが、基本的に積雪地と区分されているのは周知の事実です。
カーポート等のエクステリア材には全てにそれぞれ積雪強度が存在します。
カーポートには一般型で積雪20~30CM対応・積雪型で100~200CM対応、50CM対応という中途半端な商品も存在しますがこれは基本的に雪降ろしをしながら使う事が前提となる強度です。
テラスやサンルームにも一般型で積雪20CM対応・積雪型で50~100CM対応(テラスなどは雪が落ち易い形状のモノが多い為、50CM対応の商品でもメーカーでは積雪型の範疇と捉えられております)。
イナバやヨドなどの物置ではスチール製のパネル工法なので基本的に強度が高いので、一般型で積雪60CM対応・積雪型で100CM対応、ガレージでは豪雪地型という150CM対応の商品もあります。
以上のように各製品によって積雪強度への考え方にもさまざまな差がありますし、ここで言う積雪量とは比重0.3の新雪での荷重で計算されているのです。
一般型の商品は積雪型の商品に比べ、もちろん強度は低いのがあたりまえです。 大雪だったらもちろん先に潰れます。
そのような危険な一般型の商品を積雪地と解かっていながら販売する企業というのはいかがなものでしょうか?
カーポートでいえば、10年前くらいまでは一般型のアクリルやポリカ屋根材のカーポートが主流でした。その当時は積雪型の折板カーポートはまだ高価だったという事と、折板という外見が工場の屋根みたいだ等と敬遠されていたからです。
でも新しい住宅地の方から少しづつ根付いていき、今では折板カーポートが当たり前になっています。価格も以前よりかなり安くなりました。 もう積雪型のカーポートを奨励してお客様にご購入頂く、でいいのではないでしょうか?
それを、少しだけ安いからといって積雪強度についての説明もそこそこに一般型のカーポートを販売する業者のコンプライアンスに疑問を投げかけたいのです。
当社は山形県下でもカーポートに長けた会社であると認知されているようで、雪の多い1、2月などに潰れた一般型カーポートを撤去して積雪型カーポートに建て替えて欲しいという依頼が多く入ります。 ニュースに上るような事故が奇跡的に無いだけで、実際問題として毎年結構な数の一般型カーポートが潰れている事実があるのです。 大半が車ごと潰されています。
この文章を読んで、一社でも多くの業者が一般型カーポートを販売する危険性に気付いてもらえたら嬉しい限りです。
その瞬間、人間がいたら・・・想像するだけで怖いですよね^^;